カテゴリー別アーカイブ: アートのある暮らし

原画のチカラ

こんにちは、ヨロコビto協力スタッフのコヤマです。

先月開催していた『2015ヨロコビto作家原画と絵葉書展』に、
我が子を連れて行ったときのことです。

スタッフと話し込んでいて、ふと振り返ると、
7歳になるムスメが、持参していた自由帳(しかも妖怪ウォッチの)
に何やら描いているのです。

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覗き込むと、嶽まいこさんの「Secret hat」シリーズの原画を
一心に模写していました。
しかも、帽子のリボンはもちろん、
女性のヒールの細かいところまで書き込む丁寧さで。
それは、親である私自身も初めて出会うムスメの姿でした。
これぞ、原画の持つチカラ!

ちょうど、作家の嶽さんも在廊していらしたので、
ムスメは嶽さんに描いた絵を見てもらい、
鼻の孔をふくらませながら、照れた笑顔を見せていました。

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これはもう出会いだと、ムスメが特に気に入って模写していた
「Secret hat~eternal triangle」を購入。
つい先日、原画が我が家に届いたのですが、
ムスメは包装をほどく時間さえ惜しい、とばかりに
段ボールに巻かれた緩衝剤をはがし、
箱から出した原画を「これは私の!」と抱きしめたのです。

何度も言いますが、これぞ原画のチカラ。
ムスメに限らず、こんな出会いがひとつでも多く、
生まれますように。そんなことを思った瞬間でした。

 

アートのある暮らし

こんにちは、ヨロコビto協力スタッフのコヤマです。

先日、会期ぎりぎりの滑り込みで、東京国立近代美術館の
「現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展 ヤゲオ財団コレクションより」へ行ってきました。

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ひとりのコレクターによるコレクションの展覧会ということで、
作品の市場価格を予想するなど、
コレクター感覚を追体験できるようなゲーム性のある展示となっていました。

ただ、コレクションの選定に関わっているヤゲオ財団のピエール・チェン氏は、
コレクターとして名を馳せたいという思いではなく、
「アートとともに生活する」というコンセプトを持って
作品を選んでいるというコメントが!

それはまさにヨロコビtoにも共通する思い。

生活のなかのアートということで、
会場には、マンレイが飾られたバスルームの写真なども展示されていました。
(当たり前ですが、私たちが思うバスルームとは違って、
湿気や水滴を気にする必要のない大きさのバスルームでした。。)

そして、なるほど!と思ったのが、作品を飾る場所です。
本当に気に入った作品は、バスルームに。
他人にも見せたい作品は、リビングに。

たしかにひとりでゆったりと過ごすバスルーム(日本では、トイレですかね?)
にお気に入りの作品を置くというのは、腑に落ちる感覚でした。

オークションで数十億円単位の値がつく作品も含まれた
まさに「世界の至宝」だらけの展覧会。
そこに展示されているような作品に手は出なくても、
絵葉書という形で、アートを生活に取り入れてみてはいかがでしょう。

あなたなら、バスルーム(トイレ)に飾りますか?
リビングに飾りますか?

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