月別アーカイブ: 2015年7月

「暑中見舞い」のすすめ

こんにちは。ヨロコビtoの羽生です。

エアコンの効いた部屋から外に出ると、
いっぺんに体力を奪われる季節がやってまいりました。
この頃はなんだか、自分が子どもだった頃の夏より、
暑さがいっそう厳しい気がするのは気のせいでしょうか?

あまりにも暑すぎて、活動意欲が減退する猛暑の夏。
だからこそあえて風流に、「暑中見舞い」などしたためてみませんか?

「暑中見舞い」の起源は江戸時代以前にまで遡るのだそうです。
昔の人々は1年を2期(正月と盂蘭盆会)に分け、
期のはじまりにお世話になった人に贈答品を持って挨拶に回る習慣があり、
それが、日本のはがき郵便配達がはじまったのを期に、
「年賀状」と「暑中見舞い」に変化を遂げ、定着したとのこと。

相手のことを思う気持ちはメールではなかなか伝わりにくいもの。
ほんの少し涼やかな気持ちになれる絵柄の絵葉書に、
暑さを見舞う一言を添えて届けてみる。とても素敵な日本の習慣だと思います。

ちなみに一般に7/20〜8/7(立秋の前日)までが「暑中見舞い」。
立秋を越える8/8〜残暑の残る時期が「残暑見舞い」なのだそうです。

ヨロコビtoの絵葉書で使いやすいのは、

ミヤハラヨウコさんの「penguins / ice floe」「polar bears」。

84484730

80132915_o3

秋元譲さんの「Garden

86812412

ミヤギユカリさんの「ambrosia[楽園]

90253020_o2

「暑中見舞い」「残暑見舞い」に絵葉書を気軽に活用していただけたら嬉しいです。

オンラインショップはこちら

松竹梅は、なぜ、めでたい?

こんにちは、ヨロコビto協力スタッフのコヤマです。

ヨロコビtoが新しく応援する作家のひとり、
菅原毅己さんの絵葉書に「雲」という一枚があります。

90252005_o1

あどけない少女の着物をよく見ると、
おめでたい柄の代表格「松竹梅」。

結婚式やお酒の銘柄などでも、おなじみの松竹梅ですが、
ふと、なぜおめでたいのか、調べてみようという気になりました。

松竹梅はもともと、
中国の「歳寒三友(さいかんさんゆう)」
からきているのだとか。

松と竹は、寒い冬にも緑を保ち、
梅は寒さに耐えて、花を咲かせることから、
「高潔」や「節操」の象徴とされていたそうです。

日本に伝わったのちは、少し意味を変えて“おめでたい”柄に。
神様が宿ることで緑を保つ、不老長寿の「松」。
人生の節目も乗り越えて、まっすぐに伸びる「竹」。
寒さという苦難に耐えて、花を咲かせる「梅」。
そんな意味合いもあるようです。

改めて絵葉書をみると、
立ち込める雲が布の山を覆うなか、
松竹梅の着物をまとい、遠くに目をやる少女。

これからのどんな苦難をも、易々と乗り越えていける、
そんなパワーをくれるような気がしてきます。
自身のお守りのような一枚に、
またはチャレンジを続ける友に贈るのも、素敵かと思うのですがいかがでしょうか。

ヨロコビtoオンラインショップはこちら